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YouTubeの歴史と設立背景:世界最大の動画共有サービス誕生の経緯と発展の全記録

2025 11/10
社会・ビジネス
11.10.2025
持っているスマホに写っているYouTubeのイラスト

2005年に誕生したYouTubeは、わずか数年で世界中の人々の生活や文化を変える存在となりました。スマートフォン一台で撮影した映像が、地球の反対側にいる人々へ瞬時に届き、数億回再生される──そんな仕組みが当たり前になったのは、YouTubeの登場があったからです。本記事では、PayPal出身の3人の創業者による立ち上げから、Googleによる買収、そして現在に至るまでの発展の過程を、公式情報に基づいて詳しくたどります。

目次

誕生の背景と設立の経緯

YouTubeは2005年2月14日に、チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムの3人によって設立されました。3人はいずれもオンライン決済サービスの大手であるPayPalの元社員であり、2004年に同社を離れて新しいビジネスの立ち上げを模索していました。当初の構想は、動画を活用した出会い系サービスでしたが、サービス開始後、ユーザーが恋愛目的以外にもペットの映像、趣味の紹介、料理手順の共有など多岐にわたる動画を投稿し始めたことで、その枠にとらわれない可能性に気づき、あらゆるジャンルの動画を自由に共有できるプラットフォームへと方向転換しました。この発想転換が、その後の急成長の基盤となります。設立のきっかけには2004年に起きた二つの出来事が深く関わっています。一つはアメリカンフットボールの最高峰であるスーパーボウル・ハーフタイムショーで起きたジャネット・ジャクソンの衣装トラブル、いわゆる「胸ポロリ事件」です。この放送事故は全米で大きな話題となりましたが、当時は見逃した映像を簡単に探す手段がなく、多くの人々がインターネット上で必死に映像を探し回りました。もう一つは同年末に発生したインド洋大津波です。観光客や現地の人々が携帯電話やビデオカメラで記録した映像は衝撃的で、既存のネット環境でも共有され始めましたが、広く簡単に共有する方法は限られていました。これら二つの出来事が、世界中の誰もが簡単に動画を共有・視聴できるサービスの必要性を強く意識させ、YouTubeの誕生につながりました。

YouTube設立者の3人の画像
左から右:YouTubeの創設者であるチャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリム|By Composite image by user:Ianmacm, based on File:Chad Hurley -World Economic Forum Annual Meeting Davos 2007.jpg – World Economic Forum; File:YouTube TaiwanVersionLaunch SteveChen-1.jpg – Rico Shen; File:Jawed Karim 2008.jpg – Robin Brown – Youtube_founders.jpg from en.wikipedia, based on File:Chad_Hurley_-World_Economic_Forum_Annual_Meeting_Davos_2007.jpg File:YouTube_TaiwanVersionLaunch_SteveChen-1.jpg File:Jawed_Karim_2008.jpg, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=19173353

初期サービスの展開と利用拡大

YouTubeは2005年4月23日に最初の動画「Me at the zoo」を公開し、5月にはベータ版サービスを開始しました。当初から動画投稿と再生の手軽さが評価され、同年12月15日の正式ローンチ時には1日あたり200万回の再生を記録し、翌2006年1月には2500万回に達するなど爆発的な成長を見せました。日本では2007年6月にサービスが開始され、動画文化の広がりとともに国内利用者数も急速に拡大しました。2007年5月には「YouTubeパートナープログラム」が始まり、クリエイターが動画に広告を掲載して収益を得られる仕組みが整備されました。この制度は個人が動画配信で生計を立てられる可能性を生み出し、「YouTuber」という新たな職業の登場を促しました。

Me at the zoo

名前の由来と理念

「YouTube」という名称は、「You(あなた)」と「Tube(英語の俗語でテレビを指す言葉)」を組み合わせたもので、「あなた自身のテレビ」という意味が込められています。これは、テレビ局や企業といった限られた発信者だけでなく、一般の個人が自分のコンテンツを制作し、世界中に向けて発信できる環境を提供するというサービス理念を象徴しています。この考え方は設立当初から現在に至るまで変わらず、YouTubeが世界中のクリエイターにとって発表の場となっている理由の一つです。

Googleによる買収と急成長

急速な成長の裏で、YouTubeは著作権侵害を巡る法的リスクを抱えていました。当時の創業チームはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の「セーフハーバー規定」によって一定の保護を受けられると考えていましたが、音楽業界などからの訴訟の脅威が現実化しつつありました。資金力の不足と法的対抗手段の必要性から、2006年10月にGoogleが株式交換方式で総額16億5000万ドルで買収する契約が成立しました。Googleはすでに独自の動画サービス「Google Video」を運営していましたが、利用者数やコンテンツの多様性でYouTubeに及ばず、買収により一気にオンライン動画市場のリーダーとなりました。Google傘下に入ったYouTubeは、サーバーや帯域などのインフラ強化、広告配信システムとの統合、グローバル展開の加速など多方面で支援を受け、現在の規模へと成長します。

社会的影響と文化への寄与

YouTubeは政治や文化にも大きな影響を与えてきました。2006年の米国中間選挙では、共和党上院議員ジョージ・アレン氏が選挙集会で相手陣営スタッフに差別的発言をした映像がYouTubeで拡散され、当選が有力視されていたにもかかわらず落選に至りました。また、音楽文化においては、日本の「シティポップ」がYouTubeを通じて再評価される現象が世界で起こりました。竹内まりやの「プラスティック・ラブ」や松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」が海外ユーザーの投稿をきっかけに世界中で注目を集め、アルゴリズムによる関連動画の推薦機能がジャンル全体の人気を後押ししました。

竹内まりや – Plastic Love (Official Music Video)
「真夜中のドア〜stay with me」/ 松原みき Official Lyric Video

利用規模と現在の位置づけ

現在、YouTubeは月間25億人以上が利用し、日本国内でも7,000万人以上がアクセスする世界最大の動画共有サービスです。エンターテインメント、教育、報道、趣味の共有など用途は多岐にわたり、ショート動画「YouTube Shorts」やライブ配信機能など新しい形態のコンテンツ配信にも対応しています。GoogleのAI技術や広告配信のノウハウを背景に、視聴体験と収益化の両面で進化を続けています。

技術的基盤と課題

YouTubeの成長を支えた重要な要素は、ユーザーの視聴履歴や嗜好を分析して最適な動画を推薦するアルゴリズムです。これにより利用者は興味に合ったコンテンツを連続的に発見でき、滞在時間が長くなり、視聴回数が増加します。一方で、情報の偏りや過激なコンテンツの拡散といった副作用も指摘されており、プラットフォーム運営には倫理的な配慮とガイドラインの整備が求められています。広告収入が高額化する中で、社会的に問題のある動画や迷惑行為動画が増加しており、表現の自由と安全性のバランスが今後の重要課題となっています。

節目となる主な出来事

  • 2005年2月15日:YouTube設立
  • 2005年4月23日:最初の動画公開
  • 2006年10月:Googleによる買収
  • 2007年5月:パートナープログラム開始
  • 2009年:1日10億再生突破
  • 2015年:YouTube Red(現Premium)開始
  • 2020年代:YouTube Shorts開始、AI活用拡大

YouTubeは設立から20年足らずで世界的な影響力を持つプラットフォームに成長しました。その背景には、社会的出来事から得た着想、方向性の柔軟な転換、Googleによる資本・技術支援がありました。現在も多様なコンテンツとクリエイター活動を支える場として発展を続けており、今後も情報発信と動画文化の中心的役割を果たし続けると考えられます。

自分がYouTubeを知ったのは2006年くらいですね。何で知ったかは覚えていませんが。なんとなく会社の先輩と仕事の合間によくみていました。そんなうっすらとした記憶しかありません。いつからか毎日観るものになってしまいました。確実にテレビを見なくなった原因の一つではあると思います。

へぇ〜、YouTubeって最初は出会い系サービスとして始まったんだね! 恋愛動画の予定が、ペットや料理、趣味の映像まで集まって、「なんでもアリ」の動画の海になったなんて、発想の転換がすごいよ。しかも、あの胸ポロリ事件と大津波がきっかけになってるなんて、歴史って意外なところで動くもんだなぁ。Googleに買収されてからの伸び方もまさにロケット級。これからも、どんな文化を生み出してくれるのか楽しみだね。

参考文献: Wikipedia / VdoCipher / SurgeGraph /  CBC MAGAZINE

社会・ビジネス
2000年代 ウェブ
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身近な言葉やモノ、サービス、社会のしくみにある「はじまり」をたどります。何気なく使っている当たり前の裏側には誰かの最初の発想や挑戦があり、その背景を知ることで日常が少し違って見えてくるかもしれません。
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