文房具のなかでも、もっとも日常的に使われる道具のひとつ「消しゴム」。しかし、この身近な道具がどのようにして誕生したのかを知る人は意外と少ないかもしれません。実は消しゴムの起源は、私たちの生活にも身近な“パン”にまでさかのぼります。本記事では、消しゴムのはじまりから日本への普及、さらには素材の進化に至るまで、その歴史を事実ベースでたどっていきます。
パンを用いた初期の消去方法
鉛筆の筆跡を消すために、現代では当たり前となっている「消しゴム」ですが、その歴史は意外にも新しく、それ以前の時代には身近な素材を工夫して用いていました。そのひとつがパンです。
消しゴムが発明される18世紀よりも前、ヨーロッパではクラスト(耳)を除いた白パンの中身を丸めてこすり、鉛筆や木炭の跡を消すという方法が取られていました。これは、デッサンを行う画家や学徒のあいだで広く用いられた実用的な技法でした。
日本でも明治時代の記録として、東京の学生が「パンは消しゴムの代わりに使われていたので、量に制限なくもらえた。空腹を少しでも満たすために食べることを何とも思わなかった」とも語っています。

1770年、ゴムによる消去力の発見
1770年、イギリスの化学者・科学者であるプリーストリーが、天然ゴムで鉛筆の字が消せることを発見しました。これは、ゴムによる消去効果が初めて確認された事例とされています。この発見を受け、1772年にはイギリスで初のゴム製消しゴムが発売され、その後ヨーロッパから世界へと普及していきました。

日本での消しゴムの普及過程
消しゴムが最初に日本で使用され始めたのは、明治時代以降です。当時は毛筆文化が主流であったため、消しゴムは主に輸入品に頼っていました。19世紀後半には義務教育制度の導入により、鉛筆と消しゴムの利用が広がりました。大正時代になると、日本国内にも消しゴムメーカーが設立され、国産消しゴムの生産が始まりました。
素材の進化と消去性能の向上
日本のメーカーにおいて、プラスチック素材(塩化ビニール)を用いた消しゴムが開発されたのは、19世紀後半〜20世紀中期です。国内の研究者がプラスチックの切れ端で文字を消してみたところ、優れた消去性能が確認されました。この結果、日本でプラスチック消しゴムが誕生し、消去力に優れた素材として採用されるようになりました。国産の消しゴムは、従来の輸入品を上回る勢いで普及し、次第に世界市場でも主流となりました。
何気ない消しゴムがたどってきた道
消しゴムという一見シンプルな道具にも、驚くべき起源と進化の歴史がありました。パンから始まり、ゴム、プラスチックと素材が進化し、現在では世界中で使われる存在となっています。普段何気なく使っている文房具にも、こうした背景があることを知ると、使う手にも少しだけ重みが加わるかもしれません。
小学生の頃、まとまるくんを使うことが当たり前で、消しカスを集めてまとめて消しカスで消しゴムを再生することを、男子たちの多くはやっていました。本当に謎のことを一生懸命するんですよね。結局、まとめt間斧って最終的にはどうしてたんだっけかなー。
オリジィです!パンで字を消してたなんて、びっくりしたよ!消しゴムって当たり前に使ってたけど、ちゃんと“始まり”があるんだなぁって思ったら、ちょっと見方が変わったかも。次はどんな文房具の起源を知ろうかな〜?


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